かぎ針編みで編む円は増し目の法則をマスターすると編み図がなくても編めるようになるんです。
円を編んで波打ってしまう方も、増し目の法則できれいな円が編めるようになりますよ。
こんな方におすすめ
- かぎ針編みで円を編みたいけれど途中でわからなくなってしまった
- 本を読んでも、編み図がわからないので挫折した
- 円を編むと波打つ
この記事でわかること
- 円の始めの編み方
- 円の増し目の法則
- 増し目の位置を間違えないコツ
この記事を書いたのは
かぎ針で円の編み方(一重の輪で始める場合)
かぎ針編みで円を編む方法を動画にまとめました。一重の輪から作り目を作り、3段編みました。
円の編み方【1段目】
作り目を作り立ち上がり1目編んだら細編みを6目編みます。
写真の↓の目は一見細編みのように見えますが、円の立ち上がりのくさり編みなので数に数えません。
1目めがわからない時は「1、2、3、4、5・・」と数えるのではなく、
かぎ針のある方から「6、5、4、3、2、1」と数えると、円の立ち上がりを見分けられるようになりますよ。
円の増し目の法則でもう波打たない!
かぎ針編みで作る円の2段目からは【増し目(記号:∨)】をしながら、目の数を増やしていきます。
増し目とは前段の目に2目編み入れること。細編みを1目編んだら同じところにもう1目細編みを編むのです。
画像でいう①②の目は、前段の細編みの目に2目編み入れています。③は1目編んだ細編みです。
円の2段目
円の2段目は「前段1目に対して2目編み入れる」を繰り返し6回編みます。円の1段目は6目編んだので、2段目は12目になりました。
円の3段目
3段目は「前段1目に対して2目編み入れる」+「細編み1目」です。
これを6回繰り返し、全部で18目になりました。
つまり、
1段目に何目編んだか × 今何段目か =その段の目数
となるのです。
今回は1段目に6目編んだ円なので、
2段目:6×2段目=12目
3段目:6×3 =18目
4段目:6×4 =24目
5段目:6×5 =30目
6段目:6×6 =36目
・
・
・
と続きます。
この法則を覚えておけば、1段目の数が変わってもすぐに目数を導き出せますよ。
円の増し目の法則
1段目に何目編んだか × 今何段目か =その段の目の数
円を編んだ時引き抜き編みはどの目?
立ち上がり・前段の引き抜き編みの目には何も編まずに飛ばし、
1目めに引き抜き編みをしましょう。
立ち上がり・引き抜き編みは自然と隠れて目立たなくなります。
法則だけじゃない!円のミスが激減、1本持ってて!
引き抜き編みも立ち上がりも、見た目が同じなので迷ってしまいますよね。円の法則だけではマスター出来ないのが、円の編み方の難しいところ。
そこでオススメしたいのが、フリクションペンでマークする方法。
フリクションペンって知っていますか?
こすると摩擦熱で消えるペンのことです。
このフリクションペンで
「編んではいけない目(ここでは立ち上がり・引き抜き編み)」や、
「増し目をする箇所」などをマークしておきます。
作品が完成したらアイロンの蒸気でシュッとすると消えるので、
とても便利な1本!
編み目マーカーのように付けたり外したりするうちに
取れて落ちてしまい、円のどこにマークしたかわからなくなってしまった・・・
なんてミスもなくなります。
事務用品売り場にあるので、活用しましょう!
かぎ針で円が編めるようになれば、コースターやなべ敷きはもちろん、
バッグの底にもなるので、かぎ針編み作品の幅が広がります。
かぎ針編みの円の法則をマスターして、作品作りに活かしましょう!