和紙からできた夏糸で作る麦わら帽子。
今回はキャップを作りました!
帽子の側面(サイド)は模様編みで少し凝ったデザインに。
実はこの模様編みは細編みだけでできたカンタン模様!
「細編み交差」という編み方で、少し厚みのある、しっかりした編み地になるのが特徴です。
この細編み交差を使った麦わらキャップ、早速編み方を紹介していきたいと思います。
模様編みキャップのサイズとゲージ
今回編んだ模様編みキャップのゲージ(横)は
10cm17.5目です。(かぎ針6号)
サイズは49cmの大きさの帽子を編みました。
49cmといえば、お子さんの年齢で言うと1歳半〜2歳くらいでしょうか?
子供の頭囲は個人差が大きいので
「それより小さい(大きい)から心配・・」なんてことは
しなくで大丈夫です!
私の娘も、
長女=大きめ
次女=かなり小さめ
三女=ちょっと小さめ
で、遺伝の要素はないのか?というくらい三人ともサイズが違いました。
もし49cmより大きい(小さい)サイズを編みたい場合は
かぎ針を1号大きい(小さい)サイズで編んでください。
かぎ針のサイズが1号変わるごとに
5%サイズが変わるといわれています。
49×1.05=51.45cmまで大きくできます。
49×0.95=46.55cmまで小さくなります。
46cmだとかなり小さいので・・
小さめの頭の子は49cmのままで良いかと思います。
![](https://pomponner.net/wp-content/uploads/2020/07/DSC06756-2-300x273.jpg)
まずは自分で模様編みのゲージを編んで確かめましょう!
編み方動画
編み方を動画にまとめました。
少し長めの48分。音なしでもテロップで全てわかる内容です。
模様編みキャップの編み方
このキャップの編み方は3部構成。
- トップを編む
- サイドを編む(模様編み)
- ブリム(つば)を編む
ブリムまで糸を切らずに一気に編めますので、
糸端の処理が少ないのもポイントです。
糸端の処理、面倒ですもんね・・
step
1トップをあむ
トップは花びら帽子と同じで、8目の円で始まります。
引き抜き編み&立ち上がりはしないでぐるぐる編み進めます。
この方が引き抜き編みの筋が出ないので帽子を編む時にはオススメです。
![](https://pomponner.net/wp-content/uploads/2020/07/DSC06756-2-300x273.jpg)
引き抜き編みの筋があるとかぶった時に前後ろを気をつけないといけないし、
筋が前になってかぶったら目立つのです・・
11段めまで増し目をしながら円を広げていきましょう。
最後は85目で終わります。→奇数で終わるのがポイント!
step
2サイドの模様編み
サイドの模様編みは”細編み交差”という編み方で編んでいきます。
1目飛ばして細編みを編み、
1目戻って細編みを編む。
これだけ!
カンタンでしょう?
細編みを編むときは、引き出した糸を気持ち長めに引き出すことがポイント!
あまりキツキツに編んでしまう(引き出す糸が短い)と、ゲージ通りのサイズにならずに
編み地がキュッと縮んでしまいます。
糸を長めに引き出すことで、編み地の縮みを解消できますので、
細編み交差を編むときは”糸の引き出し加減”に注意しましょう。
この細編み交差は「2目で1セット」です。
この麦わらキャップは85目でトップが終わっているので
奇数=1段で余りの目が1目できてしまいます。
![](https://pomponner.net/wp-content/uploads/2020/07/DSC06756-2-300x273.jpg)
模様編みを斜めに表現するために、1目分模様をずらすのがこの帽子の模様の特徴です。
段の最後で1目余っても気にしないでどんどん編み進めていきましょう!
このとき、どこが段の始まりかわからなくなるのがつまづきポイント・・・。
必ずフリクションペンで1目めに印をつけながら編みましょう。
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事務用品ですがとっても便利!
チャコペンのように使います。
スチームアイロンんで消えるので、最後の仕上げにアイロンをかけて綺麗に消えます。
約10段編んだら最後の1段は引き抜き編みをします。
帽子の高さが10段では足りないようでしたら2・3段模様編みを増やすといいでしょう。
かぶってみて耳の付け根より上に縁がくればOKです。
キャップのブリムの編み方
ブリムの編み方も細編みで進めます。
糸は切らずに引き抜き編みから立ち上がり、
増し目と減らし目を織り混ぜてバランスよく編んでいきます。
1段目
2段目
3段目
両端を減らし目
4段目
5段目
両端を減らし目
6段目
両端を減らし目
大切なのは左右対称になること。
ここが非対称だと、つばが変な方向向いちゃうので気をつけましょう!
もう一つ大切なことが、
本体の目数(85目)を増やしたり減らしたりしないことです。
ブリムの目数はこの帽子の目数とのバランスを計算して
作っていますので、
くれぐれも本体の目数は増減しないようにしてください。
模様編みにも影響が出てきてしまいます。
縁編みで見た目を綺麗に整える
ブリムが編み終わったら縁編みをして完成です。
縁編みは誰もがつまづく難所です。
![](https://pomponner.net/wp-content/uploads/2020/07/komatteiruhito-300x300.png)
![](https://pomponner.net/wp-content/uploads/2020/07/komatteiruhito-300x300.png)
など、失敗談をよく聞きます。
ここでもフリクションペンが役に立つ!
編む前にじっくりと編み地を観察して、
立ち上がりの半目と裏山
最後の目の足2本
を見つけて印をつけておきましょう。
ブリムの左側から糸をつけて縁編みを編み始めます。
角は細編みを3目編み入れます。
ブリムの長辺を細編みで編み進め、左側にも同じように縁編みをします。
縁編みについてはこちらも
最後は糸を始末して完成です!
いかがでしょうか?
細編みだけでここまで本格的な模様編みキャップが編めたら
見栄えもいいし達成感もありますね♪
ぜひチャレンジしてみてくださいね♪