かぎ針編みをしていて生徒さんから寄せられる相談は、
「どこに編んでいいのか・いけないのかわからない」
「どこで増し目・減らし目すればいいのかわからない」
「段の終わりがわからない」
といった、
どこに編めばいいのか問題です。
これらの問題にまるっと解決できる
たった一つの裏技をご紹介します。
1本用意!フリクションマーカー
私が生徒さんに必ず購入を勧めているのが
フリクションマーカーです。
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これは事務用品なのですが、
編み物にマストアイテムといっていいほどオススメなのです。
こすって消えるフリクションマーカーは、
摩擦熱で色が消えるのが特徴です。
この『摩擦熱』というのは
だいたい60℃くらいで消えるのだそう。
このマーカーを使って間違えそうなところに色を塗り、
作品が完成した時にスチームアイロンをかけてしまえば
色が消える!!! のです。
このように目印を付けておけば、
次の段でこの目に来た時に、
「あ!2目編み入れる目だ!」
「あ!ここは引きぬき編みだから編んじゃいけないんだ」
と、自分で気づけるので、間違いがググン!と減るのです。
かぎ針編みで間違えやすいところはココ!
かぎ針編みで作品を編んでいる時に迷うところは
円と四角形で違います。
円を編む時
円は立ち上がり・引きぬき編み・1目目の区別がつきにくいです。
例えば、二重の輪を作り1段目を編んだ時、
1目めに印を付けておけば、
輪を引き締めた後に引きぬき編みをするところがすぐにわかりますよね!
また、2段目以降は【2目編み入れる】と【1目だけ編む】ところが出てくるので、
2色使って識別すると、一目瞭然!
上の写真では、オレンジには2目編み入れて、緑には1目だけ編む
というようにルールを作って編み間違いを防ぎましょう!
四角形を編む時
くさり編みから始まる編み地を作る時、
・くさり編みから立ち上がりの境界
・目の端がどこか
の2点が特に間違えやすいポイントです。
たとえば、長編みを編んでいる時立ち上がりはくさり編み3目ですが
立ち上がりの3目目の半目と裏山に色を塗っておけば、
編み進めていった時にどこに目ばいいのかすぐにわかりますね。
くさり編みはご覧の通り、立ち上がりとくさり編みの境目がわかりません。
そんな時立ち上がりに印をつければ、
境界がわかり、間違えることはありませんね。
編み目マーカーは使えない?
編み物グッズの中には「編み目マーカー」というアイテムがあります。
この編み目マーカーも、編み目や段数を忘れないようにつけるアイテムです。
「じゃあこの編み目マーカーでもいいじゃない?」と思われると思いますが、
この編み目マーカー、弱点があるのです。
『スルリと落ちてしまう・・・』
これでは、印を付けておきたいのに意味がありません。。
チャコペンと一緒じゃないの?
裁縫用品にチャコペンというものがあります。
フリクションマーカーと同じ水性ペンで、
生地に型紙の線を引く時に使うアイテムです。
お裁縫好きな方なら、裁縫箱に一つはお持ちかと思います。
「じゃあこれでいいじゃん!」と思われるかと思いますが、
チャコペンにもやや弱点がありました。
『時間が経つと消えてしまう・・』
これは、チャコペンの種類にもよるのでしょうか?
私が今まで使ったチャコペンは、ほとんどが時間の経過とともに消えてしまいました。
編み物をすると、途中で中断→翌日に再開というパターンもあると思います。
そんな時に、印が消えていたら・・・せっかくの目印の意味がなくなってしまいますね。
また、消す時には専用の消しマーカーが必要です。
フリクションペンならアイロンの蒸気を当てるだけで全て消えるので、
手軽さからもフリクションマーカーはおすすめですよ♪
ペンタイプでない「チャコ」もありますが、
これは摩擦で落ちてしまうことが多いので、やはりお勧めできません。
編み物を始めてまずつまづく
「どこに編めばいいのか問題」
「どこを編んじゃいけないの?問題」。
フリクションマーカーを使って目印をつける、このことを習慣化することで
・2目編み入れる箇所
・引きぬき編み&立ち上がり
・段の端の目
が一目でわかります。
そしてフリクションマーカーは、アイロンの蒸気でシュッ!!!と消える手軽さ!
事務用品で見つけた画期的なアイテムで
これらの悩みに終止符を打ちましょう!
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