赤ちゃんが生まれたら絶対に撮りたいニューボーンフォト。
すぐに終わってしまう新生児期間を可愛く写真に納めたい、せっかくだから衣装や小物にこだわりたい!
今回はニューボーンフォトに使えるベビークラウン(王冠)の編み方の紹介です。
こんな方におすすめ
- かぎ針編み経験者
- 出産の記念にニューボーンフォトを検討している
- ハンドメイドが好き・記念日が好き
今回かぎ針編みで作るベビークラウンはゴムを使って伸び縮みするような作りになっていますので、
0歳から3歳位までのお子様のお誕生日にもお使いいただけますよ。
この記事で作れるもの
- ベビークラウン(王冠)がかぎ針編みで作れる
- 編み図なし・毛糸1玉でベビークラウンが作れる
- 形崩れしにくく既製品のようなベビークラウン
- ベビークラウンなのに3歳くらいまで長く使える
この記事を書いているのは
シンプルで実用的な『我が子に編みたいかぎ針編み』をテーマに、オリジナル作品をYouTubeで配信中です。編み図が読めなくても編めるようになる!を実感できますよ。
かぎ針編みで編むベビークラウン(王冠)に使った毛糸
今回はごしょう産業さんの
【HEAT+】を使って編みます。
\熱で固まる次世代の毛糸/
価格:451円 |
カラフルな色からベーシックな落ち着いた色もあるので、お好きな色のベビークラウンを編みましょう。
HEAT+(ヒートプラス)はスチームアイロンを当てると毛糸が熱で硬化するという特徴があります。
その特性を生かして自立する透かし模様が作れたり丈夫な雑貨が作れたりするので、一度は使っていほしい毛糸です。
\こんなのも編める!?/
HEAT+の作品本も販売されています。なんと!35種類70作品の作り方が載っています。色が豊富な分、組み合わせも楽しいですね。
今回のかぎ針編みで作るベビークラウン(王冠)は仕上げにゴムを使うのですが、今回はストレッチリボンを使用しました。
価格:32円 |
ゴムならなんでもOKです。
このベビークラウンはゴムを使ってサイズ調整ができるように作るので、0歳のニューボーンフォトからハーフバースデー・お誕生日など、長く使えるのが特徴です。
ごしょう産業さんのHEAT+は楽天市場にある
から購入できます。
かぎ針編みでベビークラウン(王冠)を編むときに使用する針
今回かぎ針編みで作るベビークラウンで使用する針は4号です。
5号の針もあると便利です。
なぜ2本のかぎ針が必要なのか?というと、
鎖編みの時に、1号大きいサイズのかぎ針でくさりを編むと次の段で細編みを編む時に拾いやすいからです。
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参考zpagettiは何号で編めばいいの?
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ベビークラウン(王冠)の編み方動画
まずは動画で見ていきましょう!
ニューボーンフォトの衣装を作りたいけど時間がない!そんな方にオススメのベビークラウンです。
編む分量が少ないので、経験者の方なら1日で完成します。
材料も少なく、編み図が読めなくても動画だけで編み進められます。
それではかぎ針編みのベビークラウンの編み方を詳しく解説していきます。
ベビークラウン(王冠)1〜4段目
ベビークラウンの編み方の初めは、くさり編みを72目編みます。
前章で解説した通り、作り目となるくさり編みは5号で編むと次が編みやすいです。
2段目から4段目までは往復で細編みを編みます。
このHEAT+という糸は滑りやすく糸が割れやすいです。細編みを編む時は糸が割れないように気をつけましょう。
ベビークラウン(王冠)5段目:模様編み
模様編みを編みます。→模様編み①②
編み始めと終わりのポイント
立ち上がりを3目編み、すぐ下の目に長編みを編みます。
※この立ち上がり+長編みは模様編みにはなりません。
左右対称にするための長編みだと覚えましょう。
→この段の終わりも長編み2目で終わります。
模様編み①
4段目の目を3目飛ばして
長編みを2目→くさり編み1目→長編み2目→ くさり編み1目→長編み2目
一つの目にたくさんの長編みを編み入れたので、この模様は扇のようなかたちになります。
模様編み②
3目飛ばして
長編み1目→くさり編み1目→長編み1目
【模様編み①②】を繰り返します。
この模様編みは①②合わせて1模様です。
8目で1模様、全部で9模様出来上がります。
3目飛ばして最後の目は
長編みを2目編みます。
最後も長編みを2目編み左右対称にします。
ベビークラウン(王冠)6段目:模様編み ”束に編む”
6段目も模様編みです。→模様編み③④
6段目のポイントは”束に編む”という言葉です。くさり編み部分に編むときは重要なテクニックなので覚えておくと便利です。
まず立ち上がりを3目編み、編み地を返します。立ち上がりのすぐ下の目に長編みを1目編みます。
模様編み③
前段の模様編みで編んだくさり編みの部分に長編みを2目→くさり編みを2目→→前段の模様編みで編んだくさり編みの部分に長編み2目
模様編み④
前段で編んだ模様編みのくさり編み部分に 長編み→くさり編み2目→長編み
【模様編み③④】を繰り返します。
この時の『前段で編んだ模様編みのくさり編み部分に』編むときは、くさり編みを束に編みます。
くさり編みの目を拾わずに全体を編み包むように拾うことで見た目も良くなり、編み地が引きつりません。
最後は前段の長編み(左側)に長編みを2目編みます。
ベビークラウン(王冠)7段目:細編み
7段目は細編みです。7段目のポイントが1つ!前段でくさり編みを2目編んだ箇所は細編みは1目だけ。
目の数が増えすぎないように注意しましょう!
ベビークラウン(王冠)8段目:ピコット編み
とんがり部分の模様編みを作ります。→模様編み⑤
この段のポイントはピコット編みです。王冠のとんがった部分にピコット編みがついて王冠の装飾のようなデザインになります。
模様編み⑤
1目めに細編み→くさり編み2目
2目飛ばして3目めに長編み2目の玉編み→くさり編み3目→次の目に長々編み3目の玉編み
続けてくさり編み3目のピコット編み
くさり編み3目→次の目に長編み2目の玉編み→くさり編み2目→2目飛ばして3目めに細編み
【模様5】を繰り返します。
最後は細編みで終わります。糸を切って引きぬきます。
きれいな模様の王冠になりました。ニューボーンフォトでも繊細さが赤ちゃんにピッタリです!
王冠にゴムを通す部分を編む(両サイドを細編み)
王冠の形が出来上がったら本体のサイド部分を編んでいきます。本体の左右にそれぞれ細編みを編み、ゴムを取り付けられるように仕上げます。
左右とも本体の下部に糸を新しく付けて編み始めます。
糸のつけ方
左手に糸をかけます。
本体で編んだ細編みの端の足部分に針を入れ、糸をかけて引き出します。
これで糸が新しく付きました。
続けて立ち上がりのくさり編みを1目編みます。ここからは細編みを編んでいきます。ふち編みの方法をまとめました。
ふち編みの簡単な流れ
- 立ち上がりの目があるところ→くさり編みの半目と裏山を拾って細編み
- 長編みの箇所→長編みの足2本を拾って、足部分に2目細編み
ポイントは糸を2本拾うこと!
ふち編みでありがちなミス
1本しか拾わない→糸が伸びる
束に拾う→大きな穴があく
この2点に注意するだけで、きれいににふち編みが編めますよ。
端まで編めたら1目立ち上がり、2段目3段目と続きます。
【サイド部分2段目】
細編みを3目編んだらくさり編みを3目編み、3目飛ばして細編みを4目編みます。端まで編めたらくさり編みを1目編んで立ち上がり、編み地を返します。
▶︎このくさり編みはゴムを通す穴になります。
【サイド部分3段目】
細編みを10目編みます。前段で編んだくさり部分には細編みを束に3目編みます。
反対側も同じように編みましょう。
ベビークラウン(王冠)の編み地をアイロンをかけて固める
全て編み終わったら糸を始末し、アイロンをかけていきます。
中温くらいの温度で、当て布をします。ピコット編みはきれいな丸い形になるように一つずつ確認しながらアイロンを当てていきましょう。マチ針でアイロン台に固定してもOK!
あまり長時間アイロンを当てるとカチカチに固まってしまうので都度確認しながら全体が同じくらいのハリになるように固めましょう!
両サイドの穴にゴムを通し結んだら完成です。
型崩れしないので、いつまでも綺麗なまま使えます。ニューボーンフォト撮影の時ふいに頭を動かしてしまっても、形が崩れることはありません。
かぎ針編みでできるニューボーンフォト、ぜひ記念に作ってみてください。