立ち上がりをしないで編み進める編み方は、編み地に立ち上がりの筋が見えないので仕上がりが綺麗です。
編み図がなくても大丈夫。間違えそうな部分はポイントを押さえて編んでみましょう。
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参考かぎ針編みできれいな円を編む方法
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かぎ針編みの円の編み方(立ち上がりなし)
かぎ針編みで円を編む時に、立ち上がりなしで編む方法です。
円に編む編み方と仕組みはほぼ同じです。編み図がなくても簡単に編めます。
立ち上がりなしで編む円:1段目
二重の輪を作り、輪に細編みを編む(ここでは6目)
※1目めに緑色で印をつけています。
立ち上がりなしで編む円:2段目
前段(1段目)の細編み6目に対して、2目ずつ細編みを編み入れる(全部で12目)。
立ち上がりなしで編む円:3段目
前段の細編み12目に対して、
2目編み入れる→1目編む→2目編み入れる→1目編む
を6回繰り返す(全部で18目)。
立ち上がりなしで編む円:4段目
前段の細編み18目に対して、
2目編み入れる→1目編む→1目編む→2目編み入れる→1目編む→1目編む
を6回繰り返す(全部で24目)。
このように、2目編み入れる→1目の細編みを増やしていくことで円が大きくなります。編み図がなくてもこの仕組みを知っていれば、円はどこまででも大きく編むことができます。
立ち上がりなしの円=ぐるぐる渦巻きに編む
立ち上がりをしないでそのまま次の段に編み進めることで、前段の最後の目と次の段の1目めに境目がなくなり渦巻き状になります。
ぐるぐる渦巻き状に編むことで立ち上がりが必要なくなるので、段と段の間にできる引き抜き編みの筋が現れないのです。
これは帽子を編むときに便利です。
帽子をかぶった時筋が目立つと格好悪いですよね。小さなことだけど、意外と大切なのです。
円を渦巻き状に編む→1目めに注意
ぐるぐる渦巻き状に編むときは段の始まりがわからなくならないように、段の1目めを編んだら必ず印をつけましょう。
私がオススメするのはフリクションペンです。
熱で消えるので、アイロンやドライヤーで簡単に色を消せます。文房具屋さんで売ってるのでぜひ1本持っておくといいですよ。
2目編み入れる箇所にも印をしておくと数を間違えないので安心です。
立ち上がりのない円のポイント
ぐるぐる渦巻きに円を編む=段の始まりの目に印をつける!
フリクションペンは1本持っておくと便利。
編みぐるみに便利!円柱は立ち上がりなしの輪編みで編む
かぎ針編みで編む円柱は、くさり編みを輪にして編み進めます。
まずくさり編みを編み、1目目の裏山に引き抜き編みを編みます。これでくさり編みが輪になります。
1目立ち上がり、くさり編みに細編みを編んでいきます。
このままぐるぐるを細編みを編んでいくか、段の終わりで都度引き抜き編み・立ち上がりを編んで編み進めるかで、円柱の仕上がりに違いが生まれます。
引き抜き編みをせずにぐるぐると円柱を編むことで、引き抜き編み特有の筋が現れず、見た目にもきれいな編み地になるのです。
編み地の筋が目立たなくなるには筋の原因となる引き抜き編みと立ち上がりを編まず、ぐるぐると編むこと。円の場合は渦巻き状に編むことで、引き抜き編みそのものがなくなり、見た目もきれいになりますよ。
円柱を編むポイント
くさり編みを輪にしてから細編みを編む。2段目以降引き抜き編みと立ち上がりは編まないことで筋はなくなり、きれいな編み地になる。